個人事業主や会社経営者にとって、日々の業務の成果を集計することは、現在の経営状況を把握するために欠かすことができません。簿記は、そうした日常的な業務の成果を記録するためのスキルになります。
簿記のスキルを活用することで、お金やモノの出入りを帳簿に記録することができます。記録する際には、取引の内容を次の5種類に大別します。
・資産
・負債
・純資産
・費用
・収益
この5つの種類のうち、資産・負債・純資産は「貸借対照表」と呼ばれる財務書類の作成に用いられ、費用・収益は「損益計算書」に用いられます。一般的に「勘定科目」と呼ばれるものは、この資産や負債といった5種類を更に細かくしたもののことを指します。
例えば、自社の営業マンが商談を決めてきたとして未だ手元に代金はないという場合には「売掛金」が発生したことになります。売掛金は将来的には手元に入ってくるお金になるため「資産」のカテゴリーに分類されます。よって、売掛金は勘定科目において資産に仕訳されるのです。
勘定科目を一つ一つ見ていくと、受取手形や繰越利益剰余金、広告宣伝費など多岐にわたります。とても数が多くてはじめのうちは混乱してしまうかも知れませんが、帳簿作成は業務運営のために決して欠かすことのできない重要な作業です。近年は会計システムを利用した負担の少ない帳簿作成手段も増えてきていますので、そちらも併せて検討されてみてはいかがでしょうか。
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勘定項目の仕訳
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